「ボカ〜ン!」はリズケンがお贈りするエンターテイメント・マガジンです。
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・カリエンテカリエンテー5月号
●カリブ〜英語圏の音楽
○ジャマイカ
<レゲエ>
スペイン人、イギリス人によって奴隷としてジャマイカに輸入されたアフリカ人の音楽が、米国のソウルやR&Bを取り入れたことによって生まれた音楽。
アフリカ人の伝統的な音楽は17世紀から18世紀にかけて、民俗音楽として発達していった。当時ポピュラーだったのが、カリプソに似たバンジョーやギターで演奏されるメントであった。
しかし、第二次世界大戦後このメントは失われていった。その頃からラジオの民営放送が始まり、マイアミやニューオリンズの放送が受信出来るようになったのである。そしてミュージシャン達はR&Bやジャズの影響を受けカヴァーしていった。こうして生まれていったのが、2拍目と4拍目にアクセントをおいたリズムと、その間に裏打ちされるギターや管楽器によるリフのスカである。
1960年代後半から、スカに比べるとゆっくりとしたリズムで、ベースラインは自由なグルーヴ感があるミディアム・テンポのロック・ステディというリズムに交代していった。ロック・ステディの多くはソウルにも通じるメロディアスなラヴソングが特徴で、3人組の歌唱集団が主流。
その後、ロック・ステディはよりスピードが遅くなって「レゲエ」となる。
70年代のレゲエの媒体となったのは、バビロンを罵りエチオピア皇帝ハイレ・セラシエへの崇拝を唱える「ルーツ・レゲエ」「ラスタファリアン・レゲエ」であった。
また、この同時代にはダブワイズ・サウンドも出現した。このダブは、元々シングルのB面を埋めるのに経費削減策として、ヴォーカルなしのカラオケを入れたことが始まり。その後、ミキシングのテクニックを競いながらいじり始めたところ、新しい音楽への創造へとつながり、現在では固有のジャンルとみなされるほどになっている。アーティストではキング・タビー、リー・ペリーが代表的。
●レゲエ代表アーティスト
ーボブ・マーリー
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