「ボカ〜ン!」はリズケンがお贈りするエンターテイメント・マガジンです。
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<新企画>

 リズケン講師陣の中では、実は若手の部類に入る呉成徹氏による「それいけ!ドラム談義」です!普段から呉先生の会話センスは、そのオットリとした風貌からは想像もつかないほどに、時として鋭く、聴く者を遙か彼方に誘ってくれます(^^;)。さぁ、アナタも呉先生ワールドに飛び込んでみてください!

 今回の議題はパーカッションの楽器のチョイス。
 チョイスと言っても演奏中に行なうものでなく、購入時の楽器選びについてであります。

 パーカッションには世界各地に様々な種類の楽器があります。パーカッションを始めたばかりの人や、これから始めてみようと思っている人たちに、沢山ある楽器の中から何を選べばよいのかを談議していくなかで、少しでも役に立てばと思います。

 さて、今回のゲストは、リズケン研究生の坂本佳奈子さんです。


呉(以下G)「今回、ドラム談議と言う事で質問に答えてね。」
坂本(以下S)「はい。」


G「よくパーカッションのレッスン時に数ある楽器の中からどれから購入すれば良いか聞かれるんだけど、どれが良いと思う?」
S「そうですね。キューバ系楽器のコンガとかティンバレスが良いと思います。」

G「まあ俺もそれらの楽器が良いと思うけど、ちょっと考えてみて欲しいんだ。コンガやティンバレスなどは金額面の問題があるし、大きいから持ち運び等の運搬面の問題もあるから、手軽に買うわけにはいかないよね。」
S「じゃあ呉さんは何が良いと思うんですか?」

G「俺が主に薦めているのはボンゴかな。」

S「へぇ〜ボンゴですか。」
G「ボンゴは他の大きな楽器よりも安く手に入るもんね。」
S「そうですね。」

G「ではここで、シチュエーション別に質問するね。」
G「大きな音が出せないけど、家で練習したいときは?」
S「シェーカーやパチカなどの振り物系が良いです。音がそれほど大きくないから。」

G「では逆に公園などの外で練習するときは?」
S「アフリカ楽器のジャンベ!なんかイメージで外が似合うから。」
G「イメージだけかい!大きな音出せれば、どんな楽器でも良いよね。」

G「では、おもにバンド練習でスタジオの中心の時は?」
S「コンガです。やっぱりメインな楽器のような気がします。」

G「今まで出てきたシチュエーションに全部当てはまる楽器はないかな?」
S「よくばりですね。えーっと・・・パチカ!」
G「なんでパチカなの?」
S「今凝ってるんですよ〜フフフ」

G「ボンゴはどう?家で練習するにも場所とらないし、外やスタジオ等では手軽に持ち運び出来るしね。」
S「電車で運んでいけますもんね。」
G「練習方法としてもボンゴを使ってコンガのスラップやヒール&トウの練習出来るでしょ。」

S「他にはなんですか?」
G「まず持ち運びに便利でしょ。それから、他の色々な楽器に組み合わせると良いんだよね。」
S「ボンゴ+コンガ、ボンゴ+ジャンベ、ボンゴ+シェーカー、あっ本当だ。」

G「実際、ジャンベとボンゴの低い方で、コンガみたいに演奏したんだけど、なかなかコンガっぽい音してたよ。」
S「へぇ〜使えそうですね。私もやってみようかな。」

G「要はメイン楽器+ボンゴなんだよね。だから最初にボンゴ持ってると良いと思うんだ。」
S「そう言われてみればそうかもしれない。」

G「最近はドラムセットに組み込むドラマーも増えてきたしね。デイヴ・ウエックルとかオラシオとかね。」
S「あっ、それ見たことあります。」

G「そんな風にしてる内に色々な楽器が欲しくなってどんどん増えてくるから、そうなると運搬するのに車が必要になってくるね。」

S「そうなんですよ〜運ぶの大変です。車無いので。」
G「どうしてるの?」
S「バンドのメンバーに手伝ってもらってます。」
G「電車とか1人で移動するならボンゴを優先的に持っていくね。持ち運びには最適な楽器だね。」
S「はい。やっぱり車も欲しいですが、どこでもドアが欲しい〜。」
G「ドラえもんネタはもういいです!」


 どうですか? パーカッション等は種類多く、沢山購入しても持ち運べないと宝の持ち腐れですので。運搬の事も考えて購入するようにしてみると良いと思います。



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