(テキスト:萱谷亮一)
先日はミュージックフェア―という番組で、桑田佳佑氏の「東京」を浜崎あゆみさんが歌うコーナーの収録に参加してきました。当初はティンパニとマリンバという話だったのですが、いざスタジオへ行ってみると、ドラムセットが用意されてました……。まぁ 何が起こるかわからないのが現場の楽しいところでもあるんですけど。
それよりも、収録後モニターチェックを見たら、ほとんど、というか「全く」僕が映ってなかった事がちょっぴり悲しかったのでした。
放送はいつだかわかりませんが、たまたまミュージックフェアで、浜崎あゆみさんが「東京」を歌ってるシーンを見たら、聞こえてくる太鼓に耳を傾け、極たま〜に、チラっと映る僕を見てやって下さい。
さて先月はドラムセットのパターンをパーカッションに置き換えてみました。皆さん譜例に習っていろいろ試してみましたか?
必要な部分だけをピックアップするのでリズムバターンによってはドラムセットよりもメリハリがついて効果的なモノもあったんではないでしょうか。
今回はライドシンバルを追加して、もう少しひねったパターンを考えて見ました。僕もよく極狭のライブハウスで活用してます。
昔とある所で、自分の両手が伸ばせない位狭い場所にカホン、ライドシンバル、スネア、ウィンドチャイムなどを無理矢理セットして、ライブをやったことがありました。ライドは昔のピーター・アースキンのように、ほとんど地面と垂直でした。でも、そんな逆境が、僕に新しいプレイスタイルをもたらしてくれたのです。その後も極狭セットはいろんなところで使う機会が増え、ある程度のリズムはカホンとライドがあれば出来るようになりました。
そんなとき、ふとテレビを見てると、矢井田瞳のインストアライブで同じ様なセットでドラムっぽいパターンをやってる人を見かけて、「やっぱそうだよね」という気持と「やられた!」という感情が芽生えたのを思い出します。
世の中いろんな音楽があって、ドラムだとちょっとうるさい場合も沢山あります。この「パーカッションドラム」を少しマスターしてみると、活動の場が広がるかも知れません。是非試してみて下さい。
基本は、右手がライドシンバルまたはハイハット(バチはRODSなどのブラシスティック)&左手が高音と低音両方出せる楽器(カホンまたはジャンベ、もしくはミュートしたタム+スネアなど)低音から高音の移動がスムーズに出来るモノを用意しましょう。
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