(テキスト:萱谷亮一)
なーんか1ヶ月ってアッという間ですね〜。最近は何かと忙しいせいもあって、目先のことに追われて中途半端な演奏ばっかりしてるような気がします・・・。良くないなぁ。
大学を卒業してもう5年になるんですが、最近特に「俺下手になったな」と思うようになってきました。
・・・と、のっけからかなり反省モードで始まりましたけど、別にすねてるわけじゃありません。
打楽器に関するネタがなくなった・・・わけ・・でも・・・ありま・・せん。
え〜、今回のテーマはズバリ「うまくなる」です。
丁度今回のネタを探してる時期にいろいろ考えてたのでちょっとまとめてみようかと。「うまくなる」にもいろいろあります。
「上手くなる」「美味くなる」「旨くなる」「巧くなる」・・・他にもあるのかな。
それぞれニュアンスが違いますよね。僕はなんとなく「上手く」より「巧く」なりたいですね。「上手い」って誉められた気がしなくないですか?。むしろけなされてるような気さえします。「ハイハイ、上手上手〜」みたいな。「上手い」だけじゃダメなんです、きっと。
ま、結論のないテーマですから、得意の軽〜い感じで考えてみました。先に断っておきますが、今回かなりとりとめもない文章です。軽〜く読みましょう。
「うまくなる」にはどういった条件が必要なのか、考えました。以下は僕の考えた「うまくなる」条件です。
いきなりですが【お金】!!
・楽器を所有する
小学生の時、ファミコンは必ず持ち主には勝てなかった経験からこの重大な要素に気が付きました。初心者の皆さんはまず楽器を買いましょう。ある程度は必ず上達します。
・練習する環境を整える
実家がケン・ミュージックスタジオだったらどんなにうまくなったことでしょう!!
実際練習できる環境を得ることが出来なくて、音楽家の道をあきらめた人を何人も知ってます。自宅に練習スタジオを建てるのも、毎日スタジオで練習するのも大金が必要です。なるべくなら知恵を絞ってお金のかからないやり方を探しましょう。
僕も浪人中は倉敷を流れる高梁川の河川敷で釣りしてるおっさんの横で小太鼓の基礎打ちを練習したものです。スタジオ建設は僕の大きな夢です!
次に【時間】!!
・基礎練習をする
最近の僕がまさにそうで、一つの本番に対して充分に練習(準備)する時間を持てなかったので、適当にごまかしたり、質を下げたりを繰り返してるうちに、いつの間にか昔出来てたことも出来なくなってしまうという。・・忙しいのも考え物です。やはり練習、特に「基礎練習」!!これを怠ると痛い目にあうんだな〜、と切実に感じています。
・本番(経験)をする
しかし難しいことに、いくら基礎が完璧でも、さっきの「上手い」だけで終わってしまうのでした。本番、つまり人前で演奏する機会を持つ。
これはアマチュアの方はなかなか出来ないかも知れません。でもこの時間を持たないと、意味が無い、は言い過ぎですが、自己満足以外の何物でもないし、本番で得るものは練習では決して得られない事が沢山あります。
昔コンクールの審査員の先生が「もう犬でも猫でもなんでもいいから、誰かに聞いてもらう機会をつくりなさい」と言ってたのを思い出します。
それから【頭脳】!!
・うまくなりたいと思うこと
まずこう思うことが全ての始まりです。こう思うから練習する。当たり前だけど、思えない時期もありました。出来れば常に思っていたいものです。だから僕は、最近こう思えたって事は、今成長する時期なんだな、と勝手に考えてます。
・自分の能力(才能)をある程度見極める
いくらお金と時間があっても、今自分には何が足りないのか、何の練習をしたらいいのか、またはどんな経験をしたらいいかを知らないと、まさに時間とお金の無駄。沼沢尚さんが初心者レベルでいきなり海外に留学した話は有名ですが、きっと無意識にでも自分にしかわからない確信みたいなのがあったはずです。ある程度、自分ってどうなのか、考えて行動するのも凄く大切な事だと思います。
とまぁ、僕なりに考えを箇条書きしてみましたところ、ワタクシの結論は、
(「うまくなろう」と思う。→お金、時間、頭を使って練習する。→経験を積む。→うまくいかなくて悔しい。)コレを繰り返す→「うまくなる」!!!
こんな方程式になりましたが、皆さんはどうでしょう??これを読んで、まずは「うまくなろっかな」と思っていただけたらしめたものです。
なんか今月はよくわかんない感じでスイマセン。来月は凄いですよ!「PASIC2003レポート!!」の予定です。お楽しみに!! |