Martijn Vinkはどうやら29才のようです。Jesseが31才らしく、ステージではよく一緒に演奏しているようです。彼の名前はいったいどう読むのかがずっと気になっているのですが、日本語サイトでは「マタイン・ヴィンク」と記されてるところがありました。マタイン...。なんか日本語ってもう少し細かい発音を表せる言語にならんのですかね。つうかどう発音するのかちっともわからんので、いいも悪いも言えないのですが...。
この人のドラムは、サウンドはジャズで、スタイルもジャズです。しかし、かしこまってジャズのスタイルを演奏しているのではなく、結構尖ってみたりやんちゃだったり大人だったり、いろんな表情を見せてくれます。Jesse Van Rullerのギターもそうですが、体力があるというか気力に満ちているというか、エネルギッシュで軽快で頭の回転が速そうです。
いつぞや紹介したアンドレ・チェカレリにしても、揺るぎない円熟味のある演奏を感じさせつつも、ときどき若手フュージョンドラマーみたいなフレーズが飛び出したりします。ヨーロッパのジャズ・ドラマーを聴いていると、先端とオーソドックスなものが混在してエネルギッシュに圧縮されている、そんな感じがしてきます。Jesseのアルバムは比較的容易に手にはいると思いますので、是非聴いてみてください!