1年前のある日、いつもの様にCDショップの試聴コーナーへ行くとパッと目につくCDがあったんです。
「…ん?"latin disco"?」
さっそく聞いてみることに。すると…
「…っ☆」
"disco"なだけにアッパーなビートで、自然と踊りだしちゃうくらいかっこイイんです!
ということで、今回私のお薦めCDは《latin disco》です。
ラテンディスコミュージックは過去30年間ダンスフロアでブームになり、このCDにはTito
Puente & IndiaのThe Masters At Workのオリジナルバージョン「To
Be In Love」から、Jaime Delgado Aparicio's
Peruvian big band
のラテンディスコ最大のヒット曲集の中から人気を得たものまでを、実際にダンスフロアのダンサーたちに踊ってもらい、そのうち人気の高かったBest12が収録されています。
Track Listings
1. Corazon - LTG Exchange
2. Latin Disco - The Counts
3. Do It Any Way You Wanna - Louie Ramirez
4. Sunny - Yambu
5. Inner City Jam (Mambonique) - Inner
City Jam Band
6. No Puedo Darte Nada Mas Que Amor -
Jaime Delgado Aparicio
7. Afro Hustle - Lou Perez
8. Watu Wasuri - Tito Puente And His Orchestra
9. Spirit Of Love - Eddie Palmieri
10. To Be In Love - Tito Puente And India
11. Hot To Trot - Alfredo De La Fe
12. Lady Marmalade - Mongo Santamaria
また、このCDはニューヨリカンな70'sラテン・ディスコ・クラシックス集で、
ロンドンのジャズカフェのパーティ"Messin Around"のレジデントDJである「Adrian Gibson」がコンパイルしています。
そして、この12曲の中で私のお気に入りは下記の2曲です。
8.WATU WASURI
10.TO BE IN LOVE
「WATU WASURI」は、彼の有名なTito・Puenteの「Tito
Umlimited 」
というアルバムにある曲で、通常このような曲にはビブラフォンが使われるような気がしますが、これにはなんとマリンバが入っているんです!
discoにマリンバ?と思うかもしれませんが、これが意外に合うんですよ!マリンバ特有のエスニックな音色とリズミカルなフレーズが、もしビブラフォンで同じことをやったとしても、このグルーブは出せないでしょう。聞いているとなんだかワクワクしてくるんです。
この曲は1974年にレコーディングされたのですが、Titoはその頃、ラテンディスコに興味を持っていました。現在の音楽のようにも思われるこの「WATU
WASURI」は、当時のディスコミュージックの背景にかなりの影響を与え、今でもロンドンの"Messin
Around"やトロントの"Morement"という、ありとあらゆるクラブで使われています。
「TO BE IN LOVE」は(これもまたTito・Puenteなのですが…)このCDの12曲中でこの曲だけが'90年代になります。
最初に聞いたときはホントに子供の声かと思ったくらい、vo.INDIAの声がとても純粋で、しかもパワフルッ!
"純粋でパワフル"という表現は理解し難いかもしれませんがINDIAの高くて個性的な声にTitoたちの演奏が加わり、より一層彼女自身が持っているパワーが引き出されているカンジですね。
TitoとINDIAの共演しているアルバム「Jazzin」の中にこの曲は入っています。Vince
MontanaとJoey Lazzaniによって作られたのですが、数年前、イギリスのトップ10になってからより広く知れ渡るようになりました。
残りの10曲も、ディジュリドゥが使われていたりと、それぞれの曲にカラーがあってなかなかイイ感じですよ!
是非とも聞いてみて下さい!! |