研究科はプロの打楽器奏者および打楽器インストラクターを養成するための特別コースです。
在籍する研究生がフリーランス(個人事業主)のミュージシャンとして活躍できるように演奏実技指導と開業支援を行います。
研究生の在籍者で特に能力が認められた場合は、無償にてレッスンを受講できる研究員制度を設けるなど、幅広く音楽界に貢献できる音楽家の育成及び援助を行っています。
リズケン(リズム教育研究所)は、1980年の創立時からプロドラマーとプロパーカショニストの育成に携わり、多数の人材を音楽界へ輩出してまいりました。
1990年には、体系的な後進育成システムとしてリズケン内に「研究生制度」を創設。これまでの研究生延べ人数は130名に上ります。
2002年には、研究生制度のカリキュラムを再構築し「研究科/研究生プログラム(通称:研プロ)」としてリニューアル。現在も時代の変化に適応できるようカリキュラムの充実を図っています。
研究生プログラムは、プロの演奏家やインストラクターを志す全ての打楽器奏者が身に付けておくべき専門的な演奏技術および音楽的知識、加えて社会人としての基本的な教養の習得を目的として開講しています。
研究生プログラムは、次の科目群により構成されています。
ドラマー、パーカッショニストにとって基礎となる技術を修得します。
音大や専門学校で習得した技術を再確認する場でもあります。基礎テクニックに不安がある研究生は1年目にすべての基礎を固めるつもりで取り組んでいただきたいと思います。
より高度な演奏技術と音楽性を追求する科目です。リズケンの研究科では、オールラウンドな打楽器に関する技術、知識の習得を研究生の要件としています。したがって、ジャズ、ポップミュージックに必要なフィーリングをベースに、音楽上のジャンル区分、パターンとフィーリング、スタイルとを含めた包括的な実技レッスンを展開します。
ミュージシャンとして活動することは社会人としてビジネス分野に進出することを意味します。それにはさまざまな音楽的な教養と社会的なルールを学ばなくてはなりません。当然ですがプロフェッショナルなミュージシャンは個人事業の経営者であり、それを自覚する必要があるでしょう。この科目群では音楽家の教養として必要な専門知識と業態研究、実務知識を修得します。
各講座の概要については、シラバス一覧ページをご確認ください。
研究生プログラム(研プロ)では、ショービジネスの世界で必須となる打楽器の総合的な演奏テクニックを取り扱っています。そのため、研究生プログラム履修後に、ミュージカルや演劇作品におけるオーケストラメンバーとして活躍(オーケストラピットで演奏)されている方が多数存在します。
また、演奏者の募集情報がある時には、研究生を対象としたオーディションを開催して演奏者を選抜し、研究生のキャリア形成をサポートしています。
※近年のものを抜粋
入所希望者のためのガイダンスを随時開催しています。
来年度以降の入所を検討中の方でもご参加いただけます。
ご関心がある方はぜひお申込みください。
春季:3月~5月末まで
秋季:9月~11月末まで
お申込みの際に、ご都合に合わせて調整します。
現地(東京都足立区)もしくはオンライン
研究生プログラムでは、一般聴講生も募集しています。
学生の方でも、実際のレッスンや講義に参加して、体験と事前履修をすることができます。
一般聴講生に対しても、研プロの評価(単位認定)がありますので、実際に研究生になった時には履修済みとしてその評価が引き継がれます。
検討中の方はぜひご参加ください。お申し込みをお待ちしております。
研プロの年間スケジュール表から、開講中および開講予定の講座をご確認ください。
開講時間は主に14時~16時です。一部不規則なスケジュールで開講している講座もございますので、詳細はお問い合わせください。
講座の概要については、シラバス一覧ページをご確認ください。
※公開していないものもございます。
※講座の開講日数によって料金が変動いたします。詳しくはお問い合わせください。
※リズケン会員の方は、入会金は不要です。
募集対象
選考方法:書類選考及び実技オーディション、指導スタッフによる面接を行う。
定員:20名
修了目安:2年間
カリキュラム:リズケン研究生プログラム(単位制)の履修を必修とする。
研究生費(設備費込み)
研究生特典
その他
リズケンでは、レコーディング・システムを備えた4つのスタジオに多種多様な楽器、アーティスト活動の参考となる映像・音源資料、練習および研究に集中できる多数のテキストなど豊富な機材・資料を保有しています。
研究生は、これらの設備を自身の音楽活動に役立てることができます。
マリンバ、ビブラフォン、ドラムセット、グランド・ピアノ常設
アップライト・ピアノ、ドラムセット常設
ティンパニー、ドラムセット3台常設
小口径ドラムセット常設
芸術大学、音楽大学、音楽専門学校を卒業後、それぞれの学校での学びを土台(基礎)として、仕事の幅を広げることを目標に研究生になる方の割合が最も多いです。
※一部抜粋